みかん
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官能小説家、深志美由紀ブログ
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| もばいる | 20:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
婚外恋愛、という言葉について考える。
これは実は、書くのすごくすごく迷う内容なんですが、でもいいや、先日ちょっと友人と話が盛り上がっていろいろ考えたので、ネタは熱いうちに書いちゃえ。
ぶっちゃけこの、アメブロの読者さんにも何人か「婚外恋愛」カテゴリのブログを書いてらっしゃるかたがいて、多分、ご覧になったら気分を悪くされるかもしれない。
でも、まあ、意見のひとつということでご容赦いただけたらと思います。あかん、と思ったら切っていただいてもかまいませぬ。
それに、実は私はいま夫の不倫相手と裁判をしていて、ちょっとでも恋愛やら夫婦関係やらに関連することを書くと相手側が私のブログやらツイッターやらを印刷して逐一証拠提出してくるのだ。
ほとんどムダだと思うんだけどほんの一行の言葉尻とかを揚げ足とってくるのよ、めんどくせえ。けど書いちゃう。だってあたし作家だもん。
リスクが怖くてモノが書けるかっ!
さて、最初に間違えないでいただきたいのは、私は婚外の恋愛、つまり「不倫」という事柄について、「絶対にあってはいけないことだ!」と糾弾したいわけではないということです。
むしろ、官能、恋愛小説なんか書いてる身としては、恋愛は多様性があるほうが面白いと思うし、障害やら葛藤やらを感じるのは気持ちが良いとも思うし、まあ、言ってしまえば人様の不倫話を聞いたりするのは結構嫌いじゃありません。
別に、他人がするぶんにも文句はない。ただ、いろいろ気をつけてね、たいへんね、と面白がるだけです。
もし友達がしていたら、「慰謝料払う覚悟がないならやめなさいよ」とアドバイスくらいはすると思うけど。
じゃあナニが気になるかと言うと、ずばり、「婚外恋愛」という、なんやら昨今新しく出来たらしい言葉についてなのです。
これ、なんなのー?
「婚外恋愛」って。いや、まあ恋愛だけど。
「不倫」とはまた違う、この、いかにもピンクな感じの能天気な響きはなんなんだ。
しかもなんか、気になるのは、それを語るひとたちがまるで「わたしたちフツウに恋愛してるだけなんですっ」といわんばかりの正当性を振りまいていることだ。
「悪いことしてるわけじゃないんです!」っていう。
いやいやいや、それ、ちょっと違わない?
古式ゆかしい「不倫」という言葉には、確かになんというかこう、薄暗い響きがあります。
「ああ、アタシ悪いことしてるのね」っていう感じの、アンニュイな雰囲気が漂っているじゃないですか。
だって「不」「倫」だし、これは倫理に反していると、文字からして主張しています。
たぶん、世間の婚外恋愛者のみなさんは、それが気に食わないんだと思うのね。
「不倫」じゃあ、どんなに楽しく恋愛していても薄暗いもん。
私たち恋してるのよ、ラブラブだし愛し合ってて楽しいの、ということをハッピーに書きたいときには、確かに、「不倫」では痛いだろう。
なんか、「不幸」な感じもつきまとうしね。
たぶん、不幸な恋愛だとは思いたくない(思っていない)んだろうと思う。
これも幸せな恋愛の形なの、たまたま恋人(自分)が結婚していただけで……そういう人たちの心の隙間に、「婚外恋愛」という言葉はぴったりとはまったのでしょう、きっと。
その証拠と言うか、「婚外恋愛」って書く人の多くの場合の特徴に、「恋人(自分)のパートナーについてほとんど触れない」っていう傾向があるように思うんですよ。
自分と恋人の恋愛の、楽しさだけをピックアップする。たまに「寂しい」みたいな言葉が出てきても、あくまで「両思いな私たち」を前提にしたちょっとした障害としか語られない。
(あるいは婚外恋愛というカテゴリは、妻自身の恋愛を語っていることが多いのかも?)
一昔前の「不倫日記」みたいのは、違ったよね。
なんつーか苦しい、辛い、私かわいそう、奥さん恨みますみたいなそういう、ちょっとドロドロしたムードが必ず漂っていたと思うの。そういう被害妄想と自己愛に満ちたポエムも気持ち悪ぃなとは思っていたんだけど、昨今の「婚外恋愛」の不自然なハッピーさに比べたらぜんぜんましなんじゃないかと思えてきてさー!
いや、まあ、実際そういう人たちもいると思うのよ。
結婚してはいるけど家庭内別居、仮面夫婦のような状態で、一切夫婦生活はなし。子供がいるから離婚はしないけどお互い恋愛は自由にしようねみたいな夫婦関係で、だから、外に恋人がいてもなんにも気兼ねはいらないの。みたいな。
でもそれってほんの一握りの人だけでしょー。
ほんとは皆、恋人のパートナーを意識してお付き合いをしてるでしょ。そのはずだ。
妻や夫の目を盗み、携帯を切り、人目を忍んで近所を避けて、嘘をついて家を抜け出して、そうやってお付き合いしているわけじゃん。
その背徳感から目を逸らしてどーすんの。いや、むしろその気持ちよさに酔われてもソレはそれで腹が立つわけだけども……。
「いつもは会えないぶん、会えたときには全力で愛するんです」みたいなことをよく見かけるが、だから、会えないんだろっ。それは罪だからじゃーないですか。
いくら言葉を軽くしようと、明るくしようと、「フツウの恋愛なんです」と主張しようと、罪悪は罪悪なわけよ。法律で禁止されてる、訴えられたら負ける行為なわけよ。
別にそれを、悪いからやめろとは言わないけど、せめて、覚悟してしなさいよ、と言いたい。
「婚外恋愛」なんつー浮ついた言葉できゃっきゃはしゃいでるやつらに、またはちょっと悲劇と障害を楽しんでる程度のやつらにその覚悟はあるのかと問いたいっ。
ううん、ちょっと、いろいろな事情が絡んでじゃっかん興奮してしまったぞ。
家で待ってるほうはさー、苦しいじゃん。
自分の夫が外で何してるかは、女には大体わかるでしょ。
(なぜか男はカミさんが外で何してても気付かないことが多い。どーせ恋愛なんかできないと見下しているからだろうか)
私は、私を裏切る人間は許さない。でもそういう女性ばっかじゃなくって、夫が遊びに飽きるのを黙って待ってる妻のなんと多いことか。
逆に、夫をただのATM代わりにして自由奔放にすることを、「女の自立」と勘違いしている主婦とかね。
あんたたち、言っとくけど恨まれてますよ。
そしてその恋人は、いざというとき決して責任を取ってまで自分を選ばない。
それを忘れたらだめよ。そのうち痛い目見るぜ。
(いや、ぜひとも見るべきだとすら私は思っているんだけど)
いざパートナーに逆襲された時に「そんなつもりじゃなかったの、私はふつうに恋愛してただけなの」っつったって通じないのです。その時になって泣くんじゃねーぞと。
だからやっぱり、既婚者との恋愛は「婚外恋愛」なんかじゃなくて、「不倫」だと私は思う。
あと、「婚外恋愛」じゃー演歌にならんよなと思うのよね。
ニッポンの正しい不倫は、土曜の夜に泣きながらスナックで水割り飲んで演歌だろ。
テレサ・テンだろ、ポケベルが鳴らなくてだろと。
ワビサビがないのよ、「婚外恋愛」。
でもさ、逐一ブログとして記録しないと幸せを感じられないって、それはほんとは不安だからだよね。
幸せな恋愛だと自分に言い聞かせるためにハッピーを綴っているのかも。
ほんとはみんな、それに気付いているのかもしれない。
(ちなみに、でも読む婚外恋愛ブログ。だって人の恋愛話は面白いんだもん)
| ブログ | 14:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
というわけで今夜こそ、覚悟のススメ。
説明するまでもないっ。
とにかく読んで貰うしか!
もうとんでもない世界感にどこから突っ込んで良いのか…と思ってたらわりと泣けてきたりして、かなり感動してしまうのです。
とにかく私は罪子ちゃんになりたい。
いやそういうことじゃないのか。
そういうことか。
常に凛とした人でありたいですね。
| もばいる | 20:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
今日は覚悟のススメの日記を書こうと思ったのですが
昨夜ちょっといろいろあって旦那がガラス戸をクラッシュしやがりまして手の平を5針くらい縫うという事件が!
昨日の写真に載せたガラス戸がバラバラに……うう
部屋中血塗れの火サス状態で笑えました…
(私はガラス踏んでちょっと指切っただけ)
という話を自虐で笑いにしようと思ったら悲壮感が漂ってしまってもうっ。
いやっ、こんな昭和貧乏ドラマみたいなせいかつっ!!
ロックな生活だねっ♪(夫)じゃねえよ、フォークだっ!!
むしろ演歌だっつーの。
昭和枯れススキだよっ!!!!
夫、おとなしくへこんでいます。
花房さんと、いつかダメ男イベントをやりましょうねと。
やりましょう。ほんとにっ!
ちなみに写真は、スプラッタを載せようと思いましたがグロなのでお花でお茶を濁します。はあと。
| もばいる | 21:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
なんか昨日ははしゃいでラッシュで石鹸も買ってしまった。
ラッシュのアイテムって基本匂いが強すぎて苦手なんだけど。
このはちみつの石鹸だけはすき!
今日はー良いことがあったんだ。
ちょっとまだ言えないんですけど。そのうちネタにして本書くぜくらいの……(笑)。
ホルモン的に不安定だったけど持ち直した。
でも相対的になおさら悩みもありますね。
人間は矛盾を抱えたいきものだ。
せめて持つべきものは覚悟です。
男は概ね覚悟が足りねえんだよなあ。
失うのは怖いものね。
「花鳥籠」は、実は覚悟と失う物語でもあります。
あ、明日は「覚悟のススメ」の日記にしよう。
| もばいる | 19:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 19:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
今日の読み返し読書。
「D」著「キぐるみ」。
「ここではかわいいか・そうでないかは重要なことだ。
かわいくない・ブサイクは『罪』となる。」
かわいくない・美しくない人たちは着ぐるみを着なければならない街に住む一人の少年が大人になるまでの物語。
なのか?
な?
漫画のコマ割りで絵と小説が進行する不思議な本です。
着ぐるみの街のホンワカな異常さに驚いていると、次の瞬間には突きつけられる自分たちとまったく変わらないリアルな現実。
ここじゃなければなんかできそうでとにかく逃げ出す青春と、希望だけではなんもできない的青春の挫折と、知っちゃった大人の世界と汚さと、自分も大人になっちゃった悲しみと、コンプレックスと自意識と絶望。
あーぼくはただちょっとオシャレで幸せに暮らしたかっただけなのにー。
そんな感じの、着ぐるみの街東京の青年とソレに憧れる少年少女のみなさまにぜひ読んでいただきたい一冊です。
そう言えば昔Dって歌手とかモデルもやってたよねえ?
すげー美人なんだよな。
| もばいる | 18:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 18:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 17:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
しまった…朝から読んで良い漫画じゃねかった……。
こんなにほがらかな天気の自分的休日の朝、うっかり卯月妙子さんの「新家族計画」を読んでマジ泣きです。
うううう。
これ、知らない人が多いでしょうがすんげえ漫画なのよ。何がすんげえって痛いのよ。すげー痛いの。
ぶっちゃけバカな風俗嬢のシングルマザートキコと、お利口さんなその息子のタクジのもとに妻子ある「オヤジ」が入り込んでくるっつー話なんですが、これが…。
痛い。とにかく痛い。
父性に飢えた二人のもとにうっかりハマっちゃったオヤジも気の毒ではありつつ、
このAV監督のオヤジがガキの前でセックスしまくるくせに良識ある大人ぶって説教かますわけですが、それでいいのか。エロと健全が結びついているからアリなのか?
でもぜってー自分の子供の前じゃしないんじゃんみたいな……。
しかも自分の家族んとこにトキコとタクジを連れてって奥さん公認みたいな、両方愛してますみたいな……まあそんなオヤジの苦悩も描かれているわけですが……。
わからん。
こういう家族の形があっても良いのか。いやだめなんじゃないか。
後半は特に5歳児のくせに大人で賢いタクジの孤独にスポットが当たっていて、そこらへんからはもう涙なくしては読めない。
いやそんなシリアスな話じゃないんだけど。
タクジが最後、
「俺ってさあ子供でしょー? ひとりぼっちなかんじとかにしないでちょーだい?」
っていうとこなんか涙だだもれになります。
未完なんだけど、この話で完結したと考えても良いのかも。
結局何も解決はしないんだけど。
たぶん、卯月さんなりにこういう家族の健全な形を模索しようと思ったんだと思うのですが、結局解決しないのよ。
まあ現実、リアルは解決しないからな。
そういうものなのかもしれません。
なんかさー、前にも書いたような気がするけど、この母子が幸福になるにはやはり父性から脱却しなければならないんじゃないかと思う。
オヤジはいいやつだけど、たぶん、やっぱり彼を頼ったら幸せにはなれないんじゃないかな。
彼は両方の家族を愛したいんだと思うけど、それはやっぱり彼女たちのためにはならないんじゃないかみたいな。ヤサだヤサだって言ってもねえ。
みたいな。
ああ、重い休日の始まりかたをしてしまった……(笑)。
| もばいる | 12:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 15:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
いよいよ発売になりました。団鬼六賞優秀作を受賞した拙著、「花鳥籠」。
おかげ様でデビュー作でございます。無双舎・悦の森文庫より。
(多分、地域によって数日の差があるかと。アマゾンでは20日頃かな)
平凡な主婦・寧子が、2ショットチャットで「S」と名乗る男に出会い、メールやチャットを通して調教されてゆく――
という話です。
ヴァーチャルとリアルの間をゆらゆらと彷徨いながら「平凡な」寧子が最後に選ぶのは、何か。
そんなことを考えながら書きました。
うーん、いろいろと説明しようかと思っていたんだけど、やっぱり恥ずかしいからいいや。
選考会では諸先生方にひたすら、「話はいいんだけど、とにかく抜けない」と評されたこの作品。
文庫化に当たって私もいろいろ解放しまして、こう、性癖をねっ。
包み隠さず曝け出して、脱いで脱いで、足しました、原稿用紙でまるっと60枚がとこ、濡れ場をば。
正直言ってほんとーに恥ずかしい。
丸見えです。
「うわあこの女、こんなこと考えてるのか」とかですね、あの、思ってもなまぬるい目で見守ってください。
官能を書くって、ふつうの文芸作品を書くよりも、自分の内面との戦いになるのね。
初めて知りました。
何しろ選考会では「これを書きながらこの人は濡れてない」って言われたのね。まあ自分でも欲情するようなものを書かなきゃならんだろうと。
だからこう、……書きました、そういうのを。ああ自分はこれで抜くっていうのを。そういう妄想を書きました(だからたぶん、ちょっと女性のエゴ的官能ではあるかもしれません)。
ら、なんかとんでもなくアレなものになってしまった。アレってなにって、それはアレですよ……ここで書くとアメブロに規制されちゃうソレですよ。
あくまでも妄想です。現実にしたら犯罪よみたいな……まあそういう……
とにかくだだ漏れてしまったソレですが、でもってそれを最初に「他人」(編集長・男性)に見せるのがもうほんとに恥ずかしくて……いや、あっちは人の妄想見慣れてるからへっちゃらでしょうけれども。
その最初の一歩がほんとうに勇気が要りました。ほんとうに。多分、作中で寧子が最初に野外放尿したときぐらいの勇気を振り絞ったと思います。
しかもさらにその妄想にくまなくダメ出しされるとあっちゃあ、いっそ殺してくれ!ってなもんですよ。
今思い出しても心臓が痛い。うう。
自分のアレ的妄想を人様にお見せするこの恥ずかしさは、まさにアレをお見せする恥ずかしさに匹敵するのではあるまいか。
そんな羞恥と戦いながら書き上げました作品でございます。
へんたいですいません。いきててすいません。
結構身を削りましたので、読んでいただけたら本当に幸いでございます。よろしくひとつお願いします。
表紙は画家の松原健治さんのイラストです。
陶酔した寧子の表情がまるで菩薩のような美しさ。ありがとうございました。
ぜひですね、あの、2冊くらい買っていただいて。
誰かにプレゼントでも。
ただし、異性にあげるとセクハラだから要注意だっ!!!
「花鳥籠」
| ブログ | 08:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
おはよう朝。
というわけで目覚めたら歳を取っていました。
誕生日なんかめでたくないっ。
若返りたいっ!
せめて見た目だけでもっ!!
…いやいや。
嘘です。ほどほどにアンチエイジングで頑張ります。
ちなみに昨日は、団先生の告別式の帰りに、畏れ多くも先生方のご昼食に混ぜて頂いてしまいました。
最初はやまおきあやさんヤマゲンさん、花房さんの見慣れたメンバーでお茶して帰ろうね♪
というつもりだったのであんまりお金を持ってきておらず、高級そうなホテルの中華レストランに入ったときには思わず花房さんに「……すみませんあとでお金貸してください……」と頭を下げてしまいました。
最終的には先生方にご馳走になってしまい、恐縮しきりです。
睦月影郎さんをはじめ、館淳一さん、藍川京さん、柚木郁人さんというそうそうたる天上びとのようなお顔ぶれのテーブルに着かせていただき、さらにお隣のテーブルには渡辺ひろ乃さん。もう、何を話していいものやら、頭真っ白の緊張状態でございました。
全ての会話のパスを花房さんに丸投げする私……(笑)。
なんだかとんでもない世界へ足を踏み入れさせていただいた32歳の最後の日でした。
どうなっちゃうんだ33歳。
頑張ります。
ちなみに写真は、以前受賞祝いに友人一同からもらったメッセージテディベア!
かわいい!
(途中で送信してしまったのでPCで書き直し……)
| もばいる | 08:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 19:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
※あんのじょう規制されたので書き直し。
初めて一人でしたのは確か、5歳くらいのときだった。
漠然と、幼稚園くらい。
親が持ってた「ちょっとオトナの漫画(非エロ)」でぐっときて始まった気がするけど、よく覚えていない。
なんかこう、足の間に心地イイ場所があるんじゃないっ?みたいな感じになって、それを何度か繰り返すうちにやがてこう、「こっ、これはっ……!」みたいな瞬間がやってきた。ような(ソフトな表現でお送りしております)。
小学生くらいのときには既に父親の買ったエロ本の隠し場所を知っていた。
ちなみにベッドとマットの間。
隠されていた場所、本の方向などもきちんと覚えて、読みふけったあとはちゃんとその通りに返して置きました。
結構写真より漫画が多くてね~
私のエロ漫画好きはたぶん、そこから始まったのだと思う。随分歳を取るまで、三次元の映像よりも漫画のほうが好きというか、興奮したもんね。
まあ写真モノもたまにはあったんだけど。
でも今思うと「週間実話」くらいのレベルの本でもそこに隠されていたので、パパったら意外と純情だったのかもしれない。笑。
今でも覚えている愉快なエピソードとしては、あるとき親の押入れを漁って一本の裏ものビデオを発見して見ていたところ(確か「ゆうれいあそび」というタイトルであった。すごく自主録りっぽかったがあれはなんだったんだろう)、テープの終わりに「ハイスクール奇面組」が録画されていて。
その頃には既に放映終了していたアニメだったんだけど。
で、ちょっと経ったときにその「ハイスクール奇面組」の再放送をたまたま姉と一緒に親の部屋(テレビが親の部屋にあったのだ)で見ていたら父親が帰宅し、絶句したあと「……なに見てるの?」。
私「奇面組だよ」 パパ「……あ、ああ、再放送か……」みたいな。笑。
父の絶句の理由に思い当たって一人愉快な思いをしました。
ごめんねっ!
実はとっくに観ちゃってたよっ!!w
まあそんなわけで、自分でオカズ(同人誌)を買えるようになるくらいまでは、随分パパのエロ本のお世話になったものです。
ありがとうパパ。ごめんね、こんなところで性癖をバラして……(絶対バレたら殺される)。
って、今はおかげ様でそれを生業にしておりますのでこんなことを明るく書いているけれど、実は、子供の頃は結構悩んでいた。
自分が、もの凄いやらしい子供なんじゃないかと思っていたのだ。
子供の頃というのは性的なものに嫌悪感もあって、自分の性欲を汚いものだと思うものでしょう。
今なら、まあそれは通過儀礼的なもので、みんなえろいこと考えてオトナになるんだよっておおらかな目で見れるけども当時はとてもそうは思えないし、正直自分はちょっとおかしいのではないかと思っていた。
まあどっちにしろちょっとヘンではあったと思うんだけど(笑)。
前にも書いたけど、しかもただのエロというよりも「コレクター」的な拘束ものとかそういうのがスキで、小学六年生のときに描いたのは「ある青年に監禁されて溺愛される少女の話」というメアリースーばりばりの漫画であった。うわあ今思い出しても恥ずかしい。ちなみにエロはなかったよ。ちゅーくらい。
まあこの妄想はその後大事に大事に温めて、「天使の庭 」というBL小説に昇華したのですが……ってしたのかよっつーね……全然変わってないじゃないかっ!性癖がっ!!
そんな、なんかヘンな、監禁とかそーゆーえろいのがスキな自分はちょっと恥ずかしい、おかしいよなと思っていた。
思春期になって恋はしたけど、好きな相手でエロ妄想は絶対にできなかった。
恋と性欲はベツモノ。っていうのはまあ、意外と、少女にはありがちなことなんじゃないかと思うのですが……(ちなみにこのジレンマを見事に描いたのが柏木ハルコさんの「いぬ」という漫画で、これは凄いオススメなので良かったら読むといいと思います)。
とにかく私の性欲の相手はいつでも、名前もない、見知らぬ人だった。
よく妄想していたのは、一糸まとわぬすがたで道を歩いたらどうなるんだろうという……夢をね、寝たら見れないかなーみたいな……。いやだなそんなょぅじょは。
それが「好きな人に抱かれるのが気持ちいい」に変化したのは大人になって随分経ってからだったなー。
まあつまり、性欲=汚い、という処女妄想から解放されるのに時間が掛かったということなのかもしれない。
だから、子供の頃えろいことで頭がいっぱいだった私は、悩んでいて、恥ずかしく、ああ、もうまともなオトナになれないんじゃないかな……とか思っていたのです。
こんなにえろいんじゃ、もう、それを仕事にするしかないっていうか、きっとそうなっちゃうんじゃないかしら。みたいな。
つまり自分は性を売り物にする女になってしまうのではないかと漠然と思っていて、怖かった。
幼い自分にその予感は、なんだかとても悲惨なものに思えたのです。
結局は、実際してみたらセックスなんか別にあんまりいいもんでもなかったし、おまけに私は太めの自分の身体にコンプレックスを持ったまま成長したので、「裸になる仕事なんかとてもできんわ」って感じになっていくんですけれども。
そうして今、私は自分の身体の代わりに、妄想を売って生業にしようとしているわけですね。
やはり今でもちょっと「普通」ではないと思うけど、幼い自分に「大丈夫だよ」って言ってあげたい。
もしかしたら私は自分で恐れていたとおりの女になったのかもしれないけれど、それでも大丈夫だよ、と。
だって私には創作があるんだもん。
自分の欲望を自覚して正面から見詰めるのは、正直言って恥ずかしいことです。
できたらなかったことにしちゃいたい。
でもその、だれしもの胸に眠る「なかったことにしちゃいたい」部分を、読む人の代わりに自分の腹を割いて見せ付けたい。
そんで「それでもいいんだよ」って言えることができたらば、恥ずかしい自分に何かの価値がもてるんじゃないかなと、そう思うのです。
| ブログ | 15:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 22:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
昨日はボイトレの先生に誘われて女子会してきました。
しかも、赤貧を伝えたら出版祝いということで奢って頂いた!
おおおお。すみませぬ。
十年来バンドなんかやってる関係で、ボイストレーニングに長いこと通っています。
最近はちょっとお金がなくてお休みしているのですが、忘れずこうして誘ってくださる。
ありがたいことです。
先生はとってもとっても魅力的な方で、ぶっちゃけ年齢不詳です。
もう十年以上教わっているのだけど全然変わらなく、可愛らしい乙女なの!
先生のように歳を重ねられたら最高だなあとずーっと思っている。
本当に可愛い。ぶっちゃけギャル。正直二十歳くらいの彼氏がいても驚かないぞ。
そのほか、集まった女子のみなさんはヴォーカルとして成功してらっしゃるそうそうたる顔ぶれ!
わ、私作家枠なんですけど良いのっ?
正直何年経ってもあんまり歌がうまくなんなくて……。
まあそんなことは置いておいて、大人の恋バナに盛り上がったわけです。
あー、楽しかった。
ちなみに写真は、シャリの変わりに水切りしたお豆腐を使った創作寿司。美味しかったぞーーー!!
定期的にお邪魔したい!大人の乙女会!
| もばいる | 18:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 20:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
よしながふみさんの漫画は面白いなあ。
何度も読み返してしまう!そして何度読んでも面白い!
この中で一番好きなのは「私の永遠の恋人」かな…いや「ある五月」かな…いやいや……。
選べない!
漫画ばっかじゃなくて小説読めよっつー話なんですが
漫画も結構勉強になりますよね!
人は物語の、どの部分を面白いと思うのかしら。
みたいな。
人間のどの部分を選んで描いたらいいのかしら、とか。
漫画やドラマや映画なんかを見ると、
人間は、生活は毎秒ひたすら続くもので、その中のどのシーンを切り取ったら物語になるのか、自分の描きたいテーマを語るにはどこを切り取るべきなのか、そういうことを考えます。
よしながふみさんはそれがとてもうまい!
おもしろいなー。
| もばいる | 16:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
あーびっくりしたっ。
今日お給料日のハズなのに銀行にお金が入ってなくてねっ
とうとう税金差し押さえられちゃったのかと思ったよ……
(引っ越してくる前の居住区の市民税を差し押さえギリギリで引き伸ばし引き伸ばし払っているのです、びんぼう)
役所に電話しちゃったぜえ。
そしたら違った!
良かった!
多分GW明けで入金が遅れてるだけだな……。
身に覚えがありすぎてびくぶるですよ。
あー死ぬかと思った。
とかゆって明日も入ってなかったらどうしよう?
うう、お金がないのは首がないのとおんなじだあー。
| もばいる | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 15:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
私にとって創作とは愛情への飢餓からくるのではないか、と思う。
はっきり言って、私はあまり人と上手に付き合えない。
思春期の頃はがっつりオタク的コミュ障のケがあったし、空気も読めない、おまけに沈黙恐怖症とでも言うか、会話のタイミングがうまくつかめなくて……なんと表現したらいいかよくわからないんだけど、つまり、恥ずかしい人間でした。
休み時間にずっと机に座って漫画を描いていたらば、先生に親が呼び出しをくらい、「美由紀ちゃんは友達が少ないです」と注意されるような少女だったのだ。
ちなみに既に当時中学生。
自我の芽生えが遅かったのかもしれません。
ちなみに、友達が少ないです、と言われても全然平気なほど突き抜けているかというと決してそうではなく、そう思われているということが非常に恥ずかしくてそれから割と努力をしたのだけど、その努力が人に気持ち悪く思われているのではないかと毎晩布団の中で後悔するので余計始末が悪かった。
物心ついたときから、いわゆる「女の子のグループ」というやつでははぐってしまうタイプでした。
(ちなみに、私の女の子のグループというやつにたいする恨みは非常に深い。大人になってせいせいしたことのナンバーワンである)
中学生までは教室の中にがんじがらめで、外の世界をほとんど知らなかったのでこのシステムはとても辛かった。
いや、辛いというか、居辛いというか。
まあそういう子、多いと思うんですけどね。特にオタクなんかやってるとさ。
高校生になったら、友達なんかいなくても彼氏さえいればその相手だけしてれば人目を気にせず済んで助かった。
で、まあサボりサボり高校卒業して、二度と学校なんか行くもんかっと思ってフリーター生活が始まったんだけど、工場やらキャバクラやら、やっぱり女の人生、女の集団からは抜けられないんだなあ。
でも工場でランチの恐怖に怯えるよりは、キャバクラで「全員敵」と火花を散らしている方がまだやりやすかったです。
水商売なら他人と距離があって一人でも当たり前、席でだけは誰とでも笑いあうけど決して心は許さない。行き過ぎた喧嘩をしたらさっさと辞める。そうして警戒しあううちに、だんだん、本当に仲良くできる友達も出来ました。
分かりやすい実力勝負の水商売は、私の対人恐怖とコミュ障をある程度癒してくれたと思う。相当の荒療治だったけど。
あ、でも、前にうっかり、店内み~んなお友達、メール交換しましょ♪みたいなスナックに入っちゃったときは心底キツかったなあ。
「美由紀はどうして他の子ともっと連絡取り合ったりできないの?(絵文字付き)」みたいにママに怒られたりして……中学生かっ!
なんでわざわざ水商売やってんのに女の子仲良しごっこしなきゃいけないんだよっ!みたいな。
あれはストレスだった……。つらい。
まあそんなわけで、小中高とあわせても、私には友達が片手で足りるほどしかいなかった。
女同士の付き合いと言うものが、いまいちよくわからなかったのです。
(後述の理由により、今はだいぶ改善されてるんだけど)
ちなみに、これは今でもそうなんだけど、男性との関わりは恋愛以外に知りません。
ので、気安く食事なんかに行ける男友達はほぼゼロに等しい。
仕事で付き合ったり皆で遊んだりする分にはいいけど、個人的に、二人きりで出かけたり酒を飲んだら、接客するか口説く以外にどうしていいか正直分からないのです。
だって男の人はかわいい女の子と一緒にいたらそれだけで楽しいものだと思うけど、私、ほんっとに、ぜんっぜん可愛くないんだもん。特に性格が。だからっつって、女捨てて一緒にいられるっていうタイプでもないし。
どうしていいかわかんないの、マジで。友達として遊ぶったって女友達自体と、なんもなしでサシで会うことだって滅多にしないんだよ!もうどうしたらいいんだか。
どーしょもないな(笑)。
そんなわけで、人付き合いが苦手で、人に愛される自信がまったくない、一緒にいて面白いと思ってもらえるか不安で不安でしょうがない、皆にどうしても愛されたい、必要とされたい、好きになってほしくてたまらない。
そんな20歳の私が、愛情を得る手段として手にしたのが創作でした。
とにかく面白いものを書けば、「みんな」に好きになってもらえるんじゃないかと思った。何か形を残せば、手にすることができれば、誰かを惹き付けるほど輝くことができれば、人に愛してもらえるんじゃないかなって。
これはとても陳腐だけれど、切実な願いだった。
そんな気持ちを怨念のように捏ね、詰めに詰めて、同じように生き辛い女の子たちに空気を吸ってほしくて、搾り出すように書いたのが「あなたはあたしを解き放つ」という小説でした。
これが初めての投稿で、今読み返すとまだまだ未熟な作品ですが、おかげさまでコバルトノベル大賞の佳作を受賞することができました。
私は小説を書くことで少しの自信を持つことができて、それから、人との付き合い方も随分変える事ができたんじゃないかなと思います。
友達はたくさんたくさん増えたけど、いつでも誰かと一緒じゃなきゃいけないっていうのが間違いだってこと、ほんとうの足場には自分ひとりで立つものだっていうことを覚えた。
人に寄り掛かってばかりの人とは、友達になりたくないもんね。
今でも、ときどき怖くなることがあります。
分不相応に、通りかかるすべての人に愛されたい、必要とされたい、どうしようもなく無償の愛を得たいと願ってしまうことがある。
残念ながらまだまだ悟りきれていない私は、泣いたり媚びたりする代わりに、陳腐で切実な、俗悪な願いを篭めてペンを握るのです。
あなたに愛して、もらえますように。
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| もばいる | 22:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
母からどっさりタケノコが届いたー!
父が掘ったタケノコを、そのまま食べる用(刺身とか煮物)、そぼろ用、加工用エトセトラと分けてジップロックしてくれて送ってくれました。
マジ泣ける親のありがたさ。
しかも米つき。
貧乏になって良かったなーって思うのはこういうときだなー。
昔はいろいろアレなナニですれ違いもあったけど、親のありがたみと愛情を素直に感謝できるようになりました。
おかーさんありがとー!
冷凍庫がタケノコでいっぱいになったよ……w
| もばいる | 12:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
| もばいる | 12:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
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