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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀ブログ

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屋根裏の君。

というわけで今日は昼から仕事なので朝のうちにブログでも書く。

昨日言ったとおりストーカー愛について!




高校生くらいの頃ヤンマガを立ち読みすると必ず読んでいた漫画があって、それが永野のりこさんの「GOD SAVE THE すげこまくん!」っていう作品だったんですよ。


どういう話かというと、チビで童顔で巨乳の「松沢先生(常にハイヒール)」とマッドサイエンティストですげー困った生徒「すげこまくん(常に白衣)」とそれを取り巻く「アレな人たち」のちょっぴりエッチなギャグ漫画みたいな物語で、最初の頃はほぼ毎回すげこまくんによる松沢先生の拘束拉致監禁ボンテージ早着替え吊るしが行われるという、青年誌らしいさわやかな(笑)漫画だったんですけれどもね!


この「すげこまくん」がイイんだ。

基本引き篭もり気味のマッドでアレなど変質者なんだけどもう松沢先生が大好きで、しかし素直になれないという今で言うツンデレ?な男の子で、夕暮れ時、先生と二人で夕陽を眺めながら「ああっどーしたらぼくはここにいて『いい』ってことになるんだよっ!! これはもうあらぬことを叫びながら彼女をボコるしかない」とか突然に思いつめていくという。笑。


いやもう理想。理想すぎる。

このすげこまくんが常に先生の家の屋根裏に潜んでいて着替えからお風呂から全てを覗いているわけなんですが、最初はビビってた先生も段々それに慣れてきて、道端で怖い人に会ったときとかに「……でも今日も屋根裏にいるよね?すげこまくん」みたいになっていくんですよ(笑)。



あ~これいいよね。

まあ実際屋根裏に潜んでいる人は困ったときに守ってくれないものでしょうが(そもそもの前提がおかしいが)。


このすげこまくんがまたたまにリリカルに先生を思い詰めちゃったりしてさ。

拉致って監禁しておきながら実際は手を出せない、好きって気付かれたら死んじゃう的なヘタレさなんだけど、クロロホルムで眠らせてる間にチューしたりとか。

一生懸命自分に言い訳しながらなんとか行為に及ぼうとするんだけど自意識に阻まれてできないのね!

かわいいの。いいなあ。

私もメガネに白衣のマッドサイエンティスト高校生男子にされたい、拉致監禁(倒置法)。


というかまずメガネに白衣にマッドって一種のセクシャルアイコン(笑)だと思うんですが、これどこがルーツなんだろう!?

メガネ白衣マッドに拉致監禁って。なんかちっさい頃見た特撮モノとかに遡りそうですよね。性の目覚め的な場所まで遡りそうだ。


で、この作者の永野さんとわたしはきっと同じ性癖を持っているなっ!と勝手に確信したりするわたしなんですが。
永野さんのあとがき漫画みたいので、彼女が子供の頃に見た「コレクター」という映画(1997ではなく1965の作品と思われます)の話があって。その中で男の人が女の人を地下に監禁するのだけどどうも他の人と自分が見ているポイントが違って、他の人は「どうしたら彼女は逃げられるだろう」という目で見ているのに自分だけは「ああっ見付かっちゃう!逃げられちゃう!気をつけて!」と男性を応援する視点で見てしまっていたと。


あーうわー分かる!分かる!分かるけどこういうの、子供の頃に自分で気付くとショックなんだよなあ。笑。


間違いなく私もそっち目線で見ちゃいますが、ねえ……自分の変態さに気付く瞬間てあるよね。子供心にね。今だから笑えるけど結構シリアスだよねそういうの。



わたしはこの「コレクター」は未見なんですが、永野さんの話を見る前から「少女が拉致監禁されて愛される」という話は子供の頃から何度も繰り返し書いてるんですよねー。

多分この映画をモデルにしたと思われる米米クラブの「コレクション」という歌がきっかけだったのかなー?またはデヴィット・ボウイの「魔王の迷宮」のせいだったような気も。

最近になって少年バージョンでやっと形になったりして、それがサイトにも上げている「天使の庭 」という話なんですが。そのモトになる妄想はもう、ほんとに小学生の頃から、それこそ年齢ヒトケタのときから持ってた。

なんで「少女」だったかっていうと、この妄想に囚われたとき自分が子供だったからね。
少女である自分が大人の男性に浚われて自分の意思関係なく愛玩されるという、泣いても喚いても帰して貰えずに、しかしただひたすら(利己的に)愛されるというそーいう妄想にとにかく耽っていたんですよね。イヤな子供だね!

当時はあんまりエッチなことをされるという考えはなかったんだけど、今思えばこれがのちのち大人になって「監禁陵辱」好きという性癖になったんだなー。あーなるほど。



なんか自分で書いてるうちにどんどん……こう、内側に遡って恥ずかしいことを思い出してしまいました。笑。

というか今この文章自分で書くのを若干ためらってしまったので、多分すごい無意識の、深いところの性癖とゆーか深層心理的なナニカに触れてしまった予感だ。たいした内容じゃーないですが。

なんか私の中のマゾ的な部分とか、そういうのの根源がここらへんにあるのかもしれない。


で、でも女の子はわりと皆好きだよねこういう話?

ただしイケメンに限る感じだと全然いいでしょ?まゆたんの漫画とか大好きでしょっみんなっ!

お金持ちでオレ様な超絶美形に金で買われて性奴隷にされるとかそういう少女コミック的な話が好きなハズだっ

わたしの場合はそれがただしイケメンではなくメガネで白衣の変質者に限るというだけだ!!!!


(ところで恵まれた美形に買われてお姫様のように扱われるというのはある意味シンデレラストーリーであるのかもしれませんね。しかし私はそこは変質者にこだわりたい。男の地位とか顔ではなく内面から滲む病的な「浚わずにいられないナニか」が重要だと思うのですがきっと世間の皆様にはどうでもいいことでしょう……。)





というわけでストーカーというよりは拉致監禁の話になりましたが、もちろん現実にはどっちもしちゃあいけないよっ。

プレイとしての拉致監禁は合意の上でおこないませう。


なんかすげー長くなっちゃった。

こだわりすぎだろっ、監禁にっ!w






↓小説を置いたりしています本館でございます。よかったら!


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