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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀ブログ

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桜はまだかいな

今朝、出勤しようと駅へ行ったら、某宗教の方々がポスターを掲げていた。

そこはちょっと有名な終末思想のお宗教で、いうところの最終到達点、「終末」が今こそ訪れんとしており、いざきみも選ばれし民にならん、と勧誘をしているのでありました。


その上品そうなおじいさま、おばあさまの両肩を掴んで、「まだ終末は訪れません。わたしたちは現世でまだまだ足掻き復興するのです」と言ってあげたい衝動に駆られましたが、出勤時間も迫っていたことですし、やめました。



ちなみに私は、非常時に不安を煽る宗教を信用しない。

病気のとき、災害の時、人が不幸な時に笑顔で現れて、根本的な精神的解決や知識を与えるのではなく、やみくもに布施し信仰のみすれば救われますよと言う宗教を信じない。


でもね、どうしようもない絶望がそれで希望に変わるならば、その人が何を信仰しようと自由だとは思います。


人は誰でも、自分の精神の安楽のために努力するべきものだからね。

先述の終末思想を持つ宗派の人たちが、現世で、どれだけ人を思いやり優しく穏やかに暮らしているかも、わたしは知っている。

だからきっと、それはそれでいいのだ。

(ただしそりの会わない家族にとっては地獄だけどね)




話は変わって、今各地で、春のお祭りが自粛され中止になっているようです。

これはねえ、むしろ、やるべきだと思うんだけどな。

私は特別な信仰を持たないかわりに、日本古来の宗教や神事なんかはわりとリスペクトしたい方であるんですが、

本来のお祭りの意味を考えたらば、今、生き残った私たちが、地元の神様に感謝して祈る、それを自粛してどうするのかしらと思います。

祈ることで救われる気持ちもあるのだし。

お祭り騒ぎとは言うけれど、騒いで神様を楽しませるって意味じゃないの、お祭りって。

というわけで、まあ、規模はちょっと自粛するとしても、できたらみなさん、本来の神事はぜひ行って欲しいなと思う次第であります、スピリチュアル的に。

ていうのとはまた別で、人の気持ちが救われるためにもね。

自ら自重自粛する日本人のつつましさも、もちろん、うつくしいとは思いますが。

ちょっと緩めていかないといろいろ立ち行かないのじゃないかな。もうちょっと、自分と人に優しく、ゆるくてもいいんじゃないかな。

不安だとついつい自分の厳粛さを讃えたくなるものだけどね。



早く欲深い世の中に戻ってくれますように、私は祈るよ。





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