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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀ブログ

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贅沢は味方

さてさて、そろそろ通常営業で参りましょう。



関東は計画停電が続いており、そのあたりの事情から昼間のバイトがガッツリお休みです。

うわあ、来月の給料がこわーい。

しかしそんなことを言っていたら、大変な方はいっぱいいると思うので、なんとかやりくりしていくしかありませぬ。

落ち着いたら日給制のバイトも増やそうかしら。



そう言えば先述の宮城の親戚ですが、大体行方がつかめました。

幸い無事だった方も残念ながら無事でなかった方もいましたが、やはり、皆さんショックが激しくてとても消耗しているとのこと。

目の前で自分の家が流されて、大切な人が流されて、それはとても正気ではいられないでしょう。

胸が痛みます。


こちらでも余震が続き水がどうとか結構不安もありますが、おうちがあってあったかくて食べれて眠れて、その当然の幸せがもの凄く貴重なことなんだなあって改めて思いました。

私は宗教を持ちませんが、神様みたいな存在に、いや、私を生かしてくれる全ての人とものに、日々感謝して過ごしたい。




松田洋子さんの「赤い文化住宅の初子」という漫画で、ヒロインの初子(中学生)が受験生ながらアルバイトに通っていると、ボーイフレンドが咎めるように「意外と欲張りなんじゃの宇野は、わしゃあ欲しいもんなんかなんも無いわ。余裕あるのー」と言うシーンがあります。

両親のいない初子には「欲しいもの」がいっぱいあって、高校に通う自転車と、百均じゃない腕時計と携帯電話と教科書と。

もちろん、彼はその全てを最初から持っている。



「何も欲しくない」と言えることの幸福を忘れないようにしたいですね。

そして、今与えられないものを「欲しい」と口に出して言うのは下品なように思えてしまうけれど、それは卑しいことでもなんでもない。

黙って我慢しても、誰も与えてくれません。自分の欲しいものを自覚して、それを手に入れる手段を考えなくてはいけない(もちろん「欲しい欲しい」って言ってるだけじゃだめよ。あと限られたものは分け合いましょう)。


というわけで私も金が欲しい。


日々の感謝と譲り合いの精神は必要だけど、「もっと我慢してる人もいるんだから自粛自重」というのは行き過ぎてはいけませぬ。欲しがりません勝つまでは、になっちゃうからね。

「欲しがります負けたって」でいきましょう。

復興へのパワーは、何よりも強い「欲しい」っていう欲求から湧くものですもの!




というわけで、元気です。

暗いニュースが続きますが、皆様もどうかお元気で、自分でストレスを自覚したらなんとか緩めつつ、お過ごしください。

とか書いている今も結構大きな余震だぜ。



明日は団鬼六賞授賞式について。





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