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官能小説家、深志美由紀ブログ

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せんぎょうしゅふ

よしっ、今日も更新だっ。



そんなわけでおはようございます。

毎日長文ばかり更新するのもアレなので、今日はさくっとライトにいこう。


ところで昨日「彼氏が寝てる間 服 たたむ」で検索してきたの、どなたっ!?

畳むなっそんなもん!

自分の服だけ畳んだらよろしい。気が利かない女だなと言われたら(そもそもそんなことを言う男はポイだ)男の人の服に触るなんてはしたないからーとでも言っとけ!



まあいまどき、一人暮らしの彼の部屋に行って勝手に洗濯物を畳んだり掃除をするなんて女の子はいないとは思いますけどね。

あれ、いるのかな?

逆に引かれるという常識が浸透しているとは思うんだけど。



しかしながら家庭的な女の子が(ここは敢えて「女の子」と表現)男に望まれるというのは、たぶん、簡単には変わらない価値観なんだろうなあとは思いますね。

そして、私は実は専業主婦否定派ではない。


幸か不幸か不況の影響もあって、共働きが当たり前になってきた昨今(とはいえまだまだ現場の対応は男女平等と言い難い所もあるでしょうが)、「女も社会進出するべきだ!」と声高に叫ぶ時代は終わった感がありますよね。

これは非常に良いことではあるけど、現実問題、やっぱり、夫婦で家事まで平等に分けるっていうわけにはなかなかいかない。

現代の男子が本音で女子に望んでいることは「俺の稼ぎが足りない分は働いて補ってくれて、でも俺よりは薄給で、あと家事は全部よろしく。まあ休日くらいは俺も手伝うから家事分担できてるよね」という実に都合の良いことだったりする気配があり、お前それはどーなのよと思うわけですよ。

「じゃあお前やってみろよ」と言ってやりたいけど、すると「女と男は得意分野が違うから」とかなんとか言い出すんだけどな、こういうやつは。


働いて金も運んできて家事もやれって、結局女房女中化が進んどるやないかい。



今更言うことでもないけども、家事というのは真剣にやると結構な労働であり、毎日働いてる上に飯を作れなどと言われたら大変なストレスなのだ。

でもー、なんかー、だからって出来合いのもの買ってきたりとかー、掃除がなかなか出来なかったりすると「さぼってる」みたいに言われるのよね!!っていうか親世代には確実にそう思われるしね!

まあそれを主張してはならぬ、と最近の男も分かってはいるので大きな声では言わないが、「それでも許してやってる優しくて心の広い俺」くらいに考えている人が結構いると思う。

なんか勝手に「女のワガママに合わせて我慢してる大人な俺」みたいな気になられても非常に不愉快なんですけどね。でも一見おとなしい草食夫の半分くらいはこう考えてると踏んでるね、私は。



はっ、また恨み言を言ってしまった。

私はなんか付き合っている男に「お前のワガママを受け入れてやれるのは俺だけだぜ」みたいな対応を取られることが多いので、「優しい俺様」に若干の私怨があるのである。

でも彼らの私に対する態度は確かに実に紳士的で、我慢強いのだわ。でも「我慢」してもらいたいわけじゃないんですのよ。

じゃあどうしろって言うんだよ、と相手も困るでしょう。はっはっは。でも腹が立つものは立つのだ。


言葉にするのは難しいのだけど、私は「お許しいただきたい」わけではないの。




とまあちょっと脱線しましたが、つまり、女が家事も仕事もやらねばならない、というくらいなら、男が頑張って甲斐性つけろよと言いたいわけですよ。

だからと言って仕事が好きで働いている女性に、専業主婦になれと言うわけではもちろんない。

でも専業になりたい奥さんもいるだろうから、そういう人はぜひなったらよろしい、と思います。

こうなると次に問題になるのは、私たち女が「専業主夫」を温かく迎え入れなければいけないっていうことなんだけどね。

増えてきてはいるだろうけど、主夫の皆さんが世間に受け入れられるのもなかなか難しいことだと思う。

というかその方が、女性が社会進出するよりも大変かもしれない。

そもそもパートナーである妻が定年まで会社で働き続けることができるのか、子供を生んだら休暇のあと復職できるのか。

ぶっちゃけまだ、男に仕事が見付かるまで女が働いて、その間は男が家事すればいーじゃん、というような感覚でしか認められていないような気がする。もちろん「そういう人も居る」くらいは認識されていると思うけど、実際のところ現実感まで下りてきてないというか。奥さんがよっぽど特殊な仕事をしてるとか、「特別」な場合にのみ認められる特例みたいなさ。これがもっと、ふつーの感覚まで下りてこないといけないとおもう。

まあ実際、「主夫」と言っても家事をろくにしない男性もいるようなのでそこはきっちりして欲しいけど、まあそれも「家事をしない専業主婦」くらいの感覚では許してやらんといかんのだ。

一生それでやっていくってことを考えたら、受け皿になる社会を変えていかないと難しい。もちろんその夫婦が子供を持って育て上げることができるような、ちゃんとしたシステムを作ってあげないといけないし。

そこまでいって始めて、本当の意味で「男女同権」が成り立つのではないかと思います。

ま、たぶん、今更言うようなことでもないだろうけどさ。



男女の関係は多様化してきていて、一辺倒に「こうあるべき」というものではないですよねー。

それぞれその人が望む形で、相性の良いパートナーと出会って、ストレスのない夫婦関係を築ければいいと思うし、また、世間がそれを受け入れる価値観を養わなくちゃいけないなあと思うのでありました。






↓小説を置いたりしている本館でございます、よかったら!


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