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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀ブログ

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波に溺れて

ここ10年くらいほとんどテレビを観ていません。



だから今人気のある俳優さんも知らないし、アイドルなんかも知らないし、ぶっちゃけ何の番組がやってるのかはまったくわからない。

そもそもは、水商売を始めてから夕方以降テレビを観る機会がなくなったのがきっかけじゃなかったかなと思うのですが。パソコンを買ってからは余計見なくなりました。ちなみに人生それで困ったことはない。


ニュースだけはちょっと見るけど、それもインターネットでこと足りるしね。とかいうとまた「2ちゃんねる脳だ」みたいに言われるかもしれませんが(オタクのせいかなんかそう思われがちな予感がするんですが実際ここ何年も2ちゃんねるはほぼオカルト板しか見てないぞ、スピリチュアル!)、でもテレビで流してる程度のニュースならインターネットで充分補完できるでしょ?

新聞はもともと読まないし。


インターネットのニュースというのはまさに有象無象で、有益な情報も無益な情報も公平な意見も極端な意見も主観的な記事も客観的な記事もあれやこれやと山のようにありますが、そのぶん、いろんな角度から好きなものをチョイスできて面白いよね。古い記事も新しい記事も調べ放題だし。

ネットは悪意の巣窟だという人もいて、それは確かにここには嘘も見栄も計算もいっぱいあるだろうけど、それってどのメディアでも同じだし。あくまで私の主観だけど、ネットの記事って書き手の自意識の装飾を削って事実を拾いやすい気がします。まあ私が「文章」に固執しているせいかもしれないですが。


インターネットと言えば、先だっての尖閣諸島のビデオが公開されたことも凄い。良し悪しを論じるのは置いておくとして、それが、誰にでも出来てしまうというのは本当に凄いことだと思う。

だって、国の秘密を暴けてしまうんだよ。暴くべきかどうか、それが良いことかはわかんない。でも、その自由が一人ひとりの手に委ねられているっていうのはもの凄いことじゃあないですか。

情報が全ての枠を越えるなんて素晴らしくもなんておそろしいことでしょう!

だから一人ひとりがその責任をようく自分の肝に銘じておかないと非常に怖いのも確かですけどね。


今あるメディアの中で、自由と可能性を一番秘めているのがインターネットだと思います。個人の発信が国境を越えるというのはものすごいことだし、その塵のような数多の情報の中から何を選んでそしてそれによって何を考えるかと言うのかは全て自分の選択次第。

まあそれでも皆自分の見たいものだけを見てるんだけどね、きっとね。




ところで私は先述の「2ちゃんねる」が結構好きです。ニコニコ動画も見るし。

2ちゃんねるって凄いよね、良くも悪くもネットの特徴をこんなに増幅させるツールがあるだろうかと思うよ。危ないといえば、危ない。悪いと言えば悪い。


でも自由すぎるゆえの匿名の悪意とか善意とか、そういうものをひっくるめて面白いと思うんですよねー。

個人が世間体なんかを全部剥ぎ取られたらどういう行動をするのか、というのがいわゆる匿名性によって出てくる。でも、それって悪い方向にいくばっかりじゃないと私は思うんだな。思いたいんだな。

画面の前にいるのは一人ひとりちゃんとした人間だし、結構、度を越したことをするとたしなめられたりして、割と秩序だってるんですよね。


とは言え、一旦「正義だ」と位置づけた行動に対してはタガが外れがちになるのもやはり真実で、そこもまた、人間の本質と言うか、恐ろしいなあって思うんだけど。でもそれがまた興味深いじゃあないですか。


顔のない人たちが何を見てどう行動するのか、どこにどんなふうに流れるのか、その先に何があるのか。

そういうことをいろいろ見せつけてくれるのが「2ちゃんねる」であるんじゃないかと思います。ほんと、面白い。怖いもの見たさというかね。


ちなみに私は以前ハマってたときにはオカルト板と、あと、2ちゃんねるでも特に底辺と名高い「ネットwatch板」というのをみてたんですけどね。最近は全然見てないけど。

いやあ、あれは酷いですよ、品がないよ。他人を見下ろして叩いて喜ぶという、まさにこれぞインターネットの悪意。言うなれば井戸端会議の世界版、またはOLの給湯室。全日本規模のいやらしい噂話。人の裏側ってこわいよね!です。

それを見てナナメから喜んでいる私も大概イヤなやつですが。



でもねえ、ネットの悪意悪意ってゆーけどさ。

結局のところ、善良な主婦の皆さんがワイドショーで芸能人の離婚やら熱愛やらを覗いてゴミ捨てついでに噂話(それからちょっと派手なお隣の奥さんの不倫疑惑と台所事情)で盛り上がるのと根っこは変わらんよな、と思うんですよね。


悪意はどこにでもあって、不可抗力で流されてしまう人もいて、不幸はいつでもちょっと近い自分以外の誰かにあって、隣の芝生は青いんだ。



そんな人間のエゴと優しさをあからさまに覗き見ることができる2ちゃんねる、わたしはやっぱり、ちょっと好きです。

(ちなみにもちろん匿名の情報が沢山集まる利点というのもいっぱいあって、便利は便利。お料理のこととか美容のこととか調べると非常に助かる)


まあいつかなくなっても困らないけど、その時は結構残念に感じるかもしれません。

その前に自分がネットwatchされて叩かれないように注意せねばいかんなと思うんですけどもね!私ったら未熟で考えなしのバカだから、いつか何かが炎上しそうだ!


あのー、なんかこの先あたしがバカをやっても、叩かないでね。頼んだよ。





↓小説を置いたりしている本館でございます、よかったら!


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