おばけ
金曜日は、新井薬師前ジャンクションシティにて、やまおきあやさんの官能小説朗読『悦宴‐etuen‐』を拝見して参りました。
作品は花房観音さんの『おばけ』。
とっても素晴らしかったです!
私、やまおきさんの官能朗読はたくさん見ていつも良いなあと思うんだけれど、今回が一番良かったと思いました。
花房さんの艶やかな小説世界に、やまおきさんの朗読と、内藤みちよさんの箏の演奏が共鳴し、混ざり合い、反発し、倍音になってぐっと高みへと引き上げられていく感覚。
そして光と香りを使った会場の演出。
視覚、聴覚、嗅覚と、五感を喚起された官能的な空間でした。
そして改めて、「おばけ」という物語の持つ力と女の業の切なさ、花房観音さんの小説の表現力の豊かさに胸を打たれました。
朗読って凄いんだよな。目で読むのとはまた別方向からの、小説の持つ未知の力をあらわにする作用がある。
黄白香倭 鳳凰誉(こしらかわほうおうよ)さんの構成力、演出力がまた素晴らしく、空間を作り上げるということはこういうことなのだ、と感激いたしました。
次回公演が楽しみです。
「悦宴」
http://www.facebook.com/?ref=home#!/events/281586615288176/
DLしてね♪
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