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官能小説家、深志美由紀ブログ

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あの子の彼

さてここ数日どうもブログ内で「ヤラれちゃう女の子」について触れることが多いので、ここらではっきりと恨みつらみを書きとめておこうかと思います。



私がかたくなに「ヤラれちゃう女にはならない」、「友達の男とは寝ない」と決めているのには理由がある。

つまり単純な話、自分がされてイヤだったから。



まずライトな話から簡単にいくと、高校生の時に付き合っていた後輩の男の子がどうやら同級生と浮気をしたらしいってことがあったんですよね。

で、その女の子は、結構私と仲が良かった。

彼女にも彼氏がいたし、二人とも乗り換えてお付き合いするには至らなかったようなんですが、多分彼女的にもバツが悪いのと自慢したいのと、ふたつの想いがあったんだと思う。

その女の子が「私、みゆきさんの彼氏に無理矢理キスされちゃったの、みゆきさんに悪いわ、どうしよう」と友人に相談していたことを後日知りました。涙など浮かべつつ。


いやいや。

「無理矢理されちゃったの」じゃないですよね。結構、ノリノリで誘い受けしてましたよね、普段から。めちゃくちゃうちの彼氏に興味アリでしたよね。

怒りつつ彼氏に確認してももちろん「無理矢理なわけがない、彼女も乗り気だった」と言うんですよ。言っとくけど、惚れた弱みで彼の嘘を信じているわけでは決してありません。

ふつうに一緒に帰ったりしてイイ雰囲気になったからしたんでしょ、お互いに。

その証拠に、無理矢理襲われたにしてはその後も積極的に仲良くしてるじゃないの。君の彼を見る笑顔で分かるんだっつーの。あーイライラ。気持ち悪い。


とまあ、これが生まれて初めての「ヤラれちゃう女の子ってヤだな」って事件。軽く幼少のトラウマです。




でもって次は18~19歳くらいのときに困った男と付き合っていて、これがとにかく女好き。

ちょっとしたサークルみたいな輪の中で知り合ったのでそこには共通の友人ばかりだったのですが、とにかくそこで女性を片っ端から誘っていた、らしい。私の友達もおかまいなし。というのは別れてから知ったんですけどね。

まあ思い起こせばそもそも私もその口説きを「数打った」中の一人だったのかもしれません。真に受けた私は運良く(悪く)お付き合いすることになっちゃったのですが。


で、こいつがもう、友人で集まって飲み会などしようものなら、私の目の前で女友達に膝枕をせがむわ、トイレで抱きつくわでとんでもない男だった。

ここまではもちろん、この男がろくでなしなだけです。ただ誘われた女性を恨むいわれはありません。

んでもねー。

やっぱ、いたんだな、何人か。本当に僅かだけれども、彼の誘いに喜んで乗っちゃう子がさ。


この男に関する話はほんと語りだすとキリがない。

なので一番大きな話一つだけにすると、まあ、私が彼と別れたあとに「あんな男別れて正解だよ~、みゆきちゃんの友達のこと皆口説いてたんだから。○○ちゃんと浮気してたって話だよ。まあ、私も何度か寝たけど」ってわざわざ教えてくれた友達がいたわけだ。

……友達?まあ一応友達な。笑。

いやあ、笑顔でその場をしのぎましたよ。そんで、あとで男に怒ったよ。別れたあとで怒るのも変な話だけども。


ちなみに私は、浮気されたら基本的には男を恨むタイプです。

男可愛いのあまり、そいつを棚に上げて相手の女の子を逆恨みしたりはしない。

それでもやっぱり友達が自分の男と寝たとなれば話は別だ!

特に本人を責めたりはしないけど、お友達は辞めさせてもらうよ、悪いけど。



そんなわけでやっぱりこの子とも疎遠になったんですが、これがまたダメ押しの後日談があって、それからしばらくして彼女から手紙が来たんですよね。


その内容というと、「この間は変なこと言ってごめんなさい。あなたの元カレと寝たのは、あれは本当は強姦だったんです。私にその気もないのに、無理矢理襲われたんです。私も早く忘れたい……もう終わったことなので私の今の彼氏には言わないでね」っていうものだった。笑。


いやあすげーよ。

強姦か。レイプされちゃったのか。何回も。大変だな。わざわざ自分から男の家に泊まりに行ってレイプされてラルクのCDを貸して帰って来るとは、太っ腹だよアンタ(まだ私と付き合っている頃、その男の車に彼女から借りたというラルクアンシェルのCDがあったのである)。



ちなみにこれにはさらなる後日談があり、私に怒られたので元カレは彼女のことを逆恨みしてしまい(これこそ逆恨みである)、しばらく連絡を絶ったらしいんだ。

そしたら元カレに彼女からメールが来ていわく、「最近どうして連絡くれないの?私のこともう嫌いになっちゃったの?」。


いやあ、すごいよ。強姦された相手に「どうして連絡くれないの?」って。

なんて懐の深い女性なんだ、ってそんなわけあるかっつーの!(笑)


ちなみにこの二人はなんだかんだ言ってその後もちょいちょい付き合っていたらしいというウワサ。

ま、どうでもいいんですけれどもね。




そんなわけで私は、自称「ヤラれちゃう女の子」のことを基本的に信用していない。

つーかキミタチ、「無理矢理でした」って言えば大抵なんとかなると思ってるよね?全部男のせいにできると思ってるよね?

女性の権利を逆手に取るのはよくないぞ。

君達みたいな女の子がなんでもかんでも責任逃れの言い訳をするから、本当に強姦された女の子なんかが「あんたにも悪いところあったんじゃないの」とか言われちゃうんだよ。自重しなさいっ。



もちろん、どの場合も一番悪いのは恋人の友達に平気で手を出す彼氏なんだよ。

それはもう重々承知しているわけですが、まあ、百歩譲ってそれでエッチしちゃったとしてもさあ。

言いたいなら素直に謝りゃーいいじゃないの。

それか一生黙ってろよ、こっちにだって知らないほうが良いことっていうのがあるんだからさ!


それがなんで、罪の告白はしたい、責任は取りたくないってことになるのだ。



っていうのもまあ理由はわかるんですけどね。

つまり彼女たちは、自慢もしたいわけですよ。「私、あの子のカレに口説かれちゃったわ。あの子より魅力的なのね」っていう。


これはもう、絶対にある。あると言ったらある、私は知ってる。

罪の重さに耐えられない、なんてことでは全然ないです。なぜなら彼女たちはそういうとき、誇らしげだからだ。女同士は常に「誰が一番可愛いか」を競い合っているので、他の子の恋人が自分に靡くというのは内心嬉しいことなのだ(そうじゃない子ももちろんいるけど、そういう子は口説かれても寝たりしない)。

そして、それは「こっちにはその気もないのに無理矢理」であるほどいい。自分からカマ掛けて口説かれたんでは、優越感が半減してしまうから。

しかも多分、こういう子たちは、本人も半ばそう思いこんで自分を騙してるんだよね。「無理矢理されただけ、私は悪くない」って。

そんでいわゆる女好きのろくでなし男って言うのはこの、女の子同士の対抗心みたいなものをよく理解しやがってるので、敢えて彼女の友達を口説いたりするわけです。

内緒の恋は面白いからね。お互いに。


「どうしようもなく相手が好きだからしょうがなく裏切ってしまった」っていうならまあしょうがないかなとは思うんだけど、そういうわけじゃないのは、彼らがお互いの恋人とは決して別れないっていうのが証明してる。

誰かを犠牲にして恋をするのは楽しいんだよ。優越感と背徳はとにかく、甘露だ。



とまあそんなこんなでいろんなトラウマがありまして、私はこの「内緒の恋」のツマにされるのが死ぬほど嫌いなんですよ。

だから、自分は絶対に友達(知り合い)の男とは寝ない、と決めている。

あと「ヤラれちゃう女の子」にはならないでいよう、自分がセックスしたくてしたんなら責任はちゃんと取ろう、と思っています。




それにしてもここまで書いてきて思うのは、自分の男選びの悪さだな!

男運なんてもんじゃありません、「選び」です。自分でそういう男を選んでるんだからしょうがないわ、まったく。


まあどの男も、別れて友達になる分には面白い人ばかりでした。

今はね、その女の子のことも元恋人のことも、あんまり怒ってないよ。若かったんだもんしょうがないさ。結婚するまでは誰とセックスしたって罪じゃないんだから。もう一回お付き合いしたいとは思わないけどね!!

(ちなみに私は別れた男とは絶対に寝ない女でもあります)




そう言えば最近結婚した夫にもこういうことがあり、やはり相手は私の友達で、「ヤラれちゃった」と言い張っているのだった。

離婚しようと本気で思ったのだけども、なんか、夫婦だと簡単にそういうわけにもいかないというか、もう一回同じことがあったら絶対に離婚しようとは思ってるんですけどね。


どうにもこうにも、男選びは大概懲りないようです。

でも確かに面白いんだよなあ、女好きの男ってさ。





↓小説を置いたりしている本館でございます、よかったら!


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