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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀ブログ

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自分で立つ。

さて年も明けたことですし何か新しいことを始めてみようかと思い、そう言えば最近携帯で更新してばっかで長文のブログ書いてないな~

というわけで毎週土曜にできるだけ長文ブログを書こう!ということにしてみました。

いつまで続くか分からないけどね……。


そう言えば携帯小説も二ヶ月くらいで更新を諦めてしまった!

年明けたし再開しようっと。


そんなわけで。



今日のテーマは女の自立について。

大きく出ました(笑)とゆうか私の自立についてだけど。


私はもう、ほんとうに自立してゆかなくてはいけないと思うのです。



ちょっと前に、アリーマイラブっていう海外ドラマがあったのをご存知でしょうか。

アメリカ的裁判を舞台に弁護士のアリーが自分探しに奮闘するって感じのドラマで、日本の裁判員制度導入に関係してケーブルテレビとかで結構ひんぱんに再放送してるんですが。


シーズン5で打ち切りの関係もあったようなのですが、何度恋愛をしてもいまいちうまくいかない主役のアリーが最後、養子を迎えて、彼女のためにNYを離れるっていう最終回だったんですよね。

なんか、一見、恋愛ドラマとして見ると諦めたような、可哀想なラストに見えてしまうんですが、あれ、女の自立としてはアリなのかもしれないなーって思えるようになってきた。


アリーは恋愛しないと生きてゆけない女性なのだと思います。

誰かを愛して、何よりも自分が誰かに愛されて安定したい、一人で平気に生きていくほど強くない。

本当なら運命の人と出会ってそのひとと一緒に幸福に年を重ねるのがハッピーエンドなのかもしれないけれども、まあ、今の世の中なかなかそうもいきませぬ。


だって目を開いてしまったら、見えるものがたくさんあるんだもん。



私もわりあい恋愛依存気味の人間ではありますが、二度も結婚して分かったことは、どうやら自分は誰かに一生愛される女ではないみたい。

それはもちろん相手の問題だけでなく、むしろ私の問題であります。

ちゃんと家庭を守ることはできないし、男に守られるのも嫌いだし。だからといって何かを生み出さない男を養っていくのは現実的じゃない。専業主婦であるとかないとかそういう問題ではなくてねー。


人は誰でも、できたら恋愛していたいものだと思います。結婚したら恋愛は家族愛になって、それは尊いものだけど。

いったい誰が、ただ夫(妻)の家族でありたいなんて思うでしょうか。

ほんとうなら自分だけに恋してほしい、愛してほしい、大切にしてほしい、他の誰にも真心を分け与えて欲しくないと思うに決まっています。


でも正直いって私の知るかぎり、浮気心のない男性というのはいないと思う。

(ちなみに、昔は女性には割りといたけど、今は稀かも)

浮気したくてもできない、という男性はまあいるでしょうが、もしも自分好みのすてきな女性に積極的にせまられてそれをふりほどけるひとはまずいない。とても善良なだんなさまで(勇気がないだけかも)、家族のことを考えて浮気を踏みとどまることのできるひとは稀にいるでしょうけれども、それでも心のどこかで必ず誰かに新しく恋をする。

私は我儘で傲慢な女なので、自分の男にはそんな、他所の女へのプラトニックな恋心すら許したくないのです。

でもそれは止める手段のないことだ。そして、恋もできない男は面白みもないわけで。

だけど浮気をされたら黙ってどんと構えて、男が帰って来るのを待つなんてとてもできない。


どうでしょうこのジレンマ。私はどうやら、自分だけのものにならない男がどうしても好きなんだなー、あーしょうがないしょうがない。

まあ、私だって誰か一人を一生好きでいて、他の誰にも心を奪われないなんて約束はできないのでこれはお互い様なんですが。


そんな、欲しいものとよく似たものが目の前にぶらさがっているのに、ほんとうには何も手に入らないような、無限ループの業からはもう抜け出したいんだわ!!

だってそれ(いわば私だけに注がれる永遠の愛とでもいうようなもの)、現実には存在しないんだもん!




そんなわけで、私はもう男には何も期待しないことにしようと思う。

男を精神的に頼りにする人生は終わりだっ。

そのかわり、私も誰か男のためには生きない。何も守らないし約束しない。


自分ひとりの足でちゃんと立つ覚悟があれば、別に、人生に伴侶なんかなくても良いんじゃないかしら。

死ぬ時に愛する異性が傍らにいたらそれはすばらしいことだけど、どうも、私はそのご褒美にありつく根気と根性はなさそうです。


まあまだ二度目の結婚がいちおう継続中だけど、ま、いつまで続くか分からんし。もし今度離婚したらもう結婚するのはやめようと思う。


でも私は恋愛依存の女であるから二度と恋愛しないとは言えないし、恋やら愛やらは溢れてしまうものだから、まあそのとき好きなひとを与えたい時に与えたいだけは愛するだろうけど、それはあくまでエゴなんだわ。

見返りを期待しなければ、愛情を注ぐというのはとても気持ちの良いことです。


そんで、だけど自分ひとりのために働いて生きてゆくのはちょっとつまらなくて甲斐のないことだと思うから、そのとき好きな男の子供は産みたいなー。そして一人で育てるのだ。

まあ昨今、問題なく子供が産める身体という保証もないので、もし産めなかったらアリーみたいに養子を貰って育てよう。

まあ産んでさらに養子でも良いんだけど。


あるていどの年齢になったら、男じゃなくて子供にお金と愛を与えまくって悩みたい。

同じエゴなら、まだ、そのほうが押し付け甲斐もあるというもんです。



だからー、わたくし的自立は、一人で子供を育てられるようになることだな。

そういう人生設計を組んで、この先、頑張って働いてゆきたい所存であります。


人生の伴侶を見つけるのは、自分が大概ババァになって相手ももう男の役に立たないような、そんな時でいいや。






まあ実際のトコ、どんなに現実を分かっていても、それでも本当は一生の愛が欲しい。

せめて約束だけでもして欲しい。

そんな「女」の自分がいるのを、上手になだめすかしつつ。

(大丈夫、頭で欲しいものと本当に必要なものは違うのだ)


三十三歳正月の誓いに、これを覚えておこう。

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