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官能小説家、深志美由紀ブログ

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モラル

今日はmixiニュースから。
子どもを支配したがる「モラ母」とどう向き合うか
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1860323&media_id=112


モラハラというと一言二言ありそうな友人が何人かいるわけですが。
いやあ親って概ね邪悪で不完全なものですよね。
ここにあるような、表立った暴力とはまた別の問題ではあると思いますが、親と言うのはだいたい支配的なものなのだとは思います。

もちろん、両親を心から尊敬してます! という人も何人も知っていて、実際良いご両親というのも存在するのだけれど、私の知る限り、大体、創作活動やらオタク趣味やら、いわゆる一般常識から外れた趣味を持っている人は親と折り合いが悪い人が多いのではないかと思います。
趣味が理解されないから折り合いが悪いわけではなくて、もともと折り合いの悪い人がそういう趣味に生き甲斐を見つけることが多いのか、まあ鶏が先か卵が先かって話なんですけども。


特に女の子(私は女なので女の問題ばかり見えるのかもしれない)はさー。
今の子は多少は違うのかな~とは思うんだけど。
私たちの時代はまだまだ、女の子は本当の意味で自立してはいけない呪縛に囚われている人が多い。


うちは田舎なので結構顕著で、女の子の一人暮らしは絶対認めないし(理由は危ないから。というと多くの男性がまた同意するのが腹立たしい)、ようやく才能を発揮できる職場を見つけりゃー帰りが遅いから残業をなくせ、今から電話してやるといきまく親だったので、ううん、まあモラハラまではいかないんですけどね。
若い頃はいろいろあったよね。
私は親不孝極まりなかったので、意地で不良行為(帰宅が遅いとか)と繰り返して無理矢理それを当たり前にしてしまったけど。

我が家の場合はちょっと特殊と言えば特殊で、両親が連れ子同士の再婚だったために実際の絆を越える「家族像」というものが必要で、例えば、週末は子供だけで外出してはいけない(家族で過ごす日だから)とかそういう、「目に見える家族の形」が必要だったのだとは思う。

ほんとうに喧嘩のない家族で、私は進学や自立に付いて真剣に両親と話し合うことはなかったし、姉もそうだったと思う。一度本気で揉めてしまったら二度と戻れなくなるような、そんな危うさが我が家にはあった。
本当の家族というものは、どんなに衝突しても何かが繋がっているからきっと喧嘩も怖くないのだ。


母は今私が、一見「家庭」に納まっていることに安心しているらしく、この場合の家庭とは妻が毎日食事を作る、家にいる、夫が働きに出ているというようなことで、まあ、私の職業が官能小説家でもあまり気にならないようです。
もともとブルーカラーの家系なので、保障だとか、会社員だとかいうものにはこだわっていないよう。
だって、前の旦那年収一千万以上あったけど大家さんだからお勤めに出てなくて、毎日家にいるんだけど、それがすんごい不満そうだったもん(笑)。
今は収入なんか微々たるものでも、「夫が毎日働いている」「妻が毎日家事をしている」ということだけで満足みたいです。
(結婚したら毎週末夫を連れて帰って来るものだ、という要求だけはなあなあにお断りさせて貰った)


でもそういうの、わからなくもない。

母や父にとっての「当たり前」は決して一般常識的に当たり前ではないんだけれども、でも、自分たちの納得できる「当たり前」を子供にちゃんとこなして欲しいのだと思う。


そんで、そういうことってうちだけではなくて、ほとんどの家にあることで、子供はみんな悩んでいるんだろうなあと。
(ここで自分がまだ親ではなく子供の目線にいることに、大人になりきれていないことを自覚しつつ)


長くなりました。
この問題はまだあんまり、冷静に語れない。

でも今悩んでいる大人の「子供」の人には、「家を出なさい」って必ず言うことにしています。
(結局私はできなかったんだけどね、とおもうと、勝手なアドバイスではある)


親に反抗するなんてまるで子供だね、と上から見える人には、関係のない日記であります。

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