あなたをどこかへ、連れ出したい。
さてさて、今週はまたまた、女流作家の松崎詩織さんに遊んでいただきました。
詩織さん、ちょう売れっ子で大先生なのにとっても優しくて、実に気さくに付き合ってくださるのだ!
ほんとにとても素敵な女性。
どうもありがとうございます。
折りしも中秋の名月の夜、ということで気張って秋の着物を着てみたのですが、残暑厳しく暑かった……とほほ。
汗だくでいまひとつ決まらない。いいんだけど、そういうキャラで……
いやあ、やっぱ着物は寒い時の服よねえ。
着物を着るようになってから、夏よりも冬が好きになってきたかもしれない。昔はなんと言っても夏が楽しかったんだけどな。最近洋服でも夏はキツいぜ、年を取った証拠かしら……しょんもり。
気を取り直して。
待ち合わせはまたもや銀座。上品なおでんでお酒を楽しみつつ、乙女な官能トークに花が咲き……カウンターの中で大将が固まる。
うん、すいません、銀座なのに。
なんというかつくづく、あたい、銀座の似合う女にはなれそうにないんだぜ……
でも詩織さんとはやっぱり話が合うというか、なんだろう、背景が似ているというか、とても近しい意識を感じることが出来て楽しいのです。いや、私ごときがずうずうしい話なんだけど。
ああ私は少女のころ、村上龍の描くイイ女になりたかった。
そんなことを思い出しました。
まさに彼女はそういう感じなのです。あの頃私が憧れた、まるで夢の女だわ!
ひとしきり飲んだあとは、前々から行ってみたかった某文芸的フェティッシュサロンにお邪魔させていただいて、官能と小説についてたっぷりお勉強をして参りました。
こちらのサロンについてはいろいろ刺激的で、じっくり語りたいところですがこれはまだひみつにしておこう。
ここにもまた、まるで小説から抜け出したような幻想的な女性がいらっしゃるのです。私は鬼六賞のパーティで初めてお会いしたんだけれど、ほんとに素敵なの!!マジで痺れる。
ぜひ近しいうちに、またお邪魔したいです。
というわけで、とても楽しい夜でした。
って、すげえ、あたし、文化人っぽくね?(笑)
最近いろいろとかように文化的な場所へ顔を出させてもらうのですがまだまだ場違い感が拭えません、が、ちょっとづつね、こう……そういうアレが似合う女になりたいわけですよ、頑張ります。
私は村上龍さんの描くようなイイ女にはなり得なかったけど、中学生の頃氏の小説を読んで涙が出るほどに憧れた、自分の世界を作り出して多くの人に読んでもらう、そんな機会を得ました。
いろいろなものを見て、感じて、誰かを巻き込んで押し流す(少女の頃の私のように)、そんな世界を作りたい。
強く、そう思った夜でした。
詩織さんも、そしてサロンの憧れのあの女性も、読者をどこかへ連れ出す指先を持っているかたです。
私もあなたを、連れ出したい。
小説ってほんとに面白いよね。ああ、私は作家になったのだ!
なんて素晴らしいんだろう!!
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