業と愛
本日の読書。
第一回団鬼六賞大賞受賞作品、花房観音さんの「花祀り」!
京都に集う権力と栄華と、うつくしい女とそれを貪る男たちの、おそろしくもいとおしい欲と愛の物語。
こらやらしいわ…
肉の匂いたつようないやらしさと、尚厳かな文章の流麗さ。
そんで女の業の深いこと!
これはやはり、女性ならではの作品だと思う。
嫉妬と愛と因果、淫靡さの影に隠れた女の内面をきっちりと描いてくれています。
愛と肉欲はさあ、なかなかうまいこと収まらんよね。
そして男と言うのは、結局のところ、わたしたちをほんとうに奪うことはできない。
しかしこうして大賞の素晴らしさを見せ付けられると自分の筆にいやがおうでも気合いが入るのだった。
うう、頑張るっ
| もばいる | 18:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑