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官能小説家、深志美由紀ブログ

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沈夫人の料理人

「沈夫人の料理人」がいつの間にやら完結していて、新しく「沈夫人の料理店」という漫画が始まっていたらしい!


というわけでアマゾンでぽちってきました。




「沈夫人の料理人」というのは昔の中国を舞台にした深巳琳子さんの作品で、食べることが大好きな奥様「沈夫人」と、その料理人李三の精神的SM漫画


苛めれば苛めるほど腕が上がる李三の美味い料理を堪能すべく、沈夫人があれこれの手を使って李三を困らせる、という内容です。

え、ちょっと違う?

多分違わない!




いやーもう私、コレ大好きなのー!

気高くて冷酷で食い意地が張っててちょっとお茶目な沈夫人と、夫人を女神のように崇め奉る李三のプラトニックで微妙な恋愛模様?がたまらんのですよ!!


最終的には自ら鞭を取って「こっ、これで叩いてください!」と涙する李三ににやにやが止まりません(ちょっとニュアンスが違う!)。



どんな感じかというと、例えば李三がヘマをして夫人が怒ってしまい、何ヶ月も口を聞いてもらえなくなる。

そろそろ許してやろうかなーと思った夫人は、李三にただ一言「今夜は椰子の実のスープが食べたい」と声を掛けてあげるんですよ。

ところが椰子はその時期超季節はずれで、探しまくった李三はとうとう、人の椰子を盗んでしまうのです。

屋敷に来た椰子の持ち主を、夫人は「うちの料理人は盗みなんかしません」と言って折檻する……ふりをする。それを聞いた李三が真実を言えず泣きながら反省して作った椰子のスープは絶品で、夫人は「凄く美味しい。……それにあの真面目な李三が私のために盗みを働くなんて」とにんまりするという。


いやーこれ愛でしょ!!

李三の愛を解っているからこそ限界を試すように我侭放題を尽くす夫人、夫人の本心をまったく見抜けないで右往左往する李三、でも二人は決して恋をしないし結ばれないんだよー!


他の人に李三が泣かされると「李三を泣かすのはこの私!」とかゆってもっと酷いことをしちゃうという。

やだもう愛すぎる。

萌えるー!



李三、弱いしうざいしむさい男なんだけど、誰にも負けない才能があって自分だけに服従してくれるっていう、その優越を思い切り享受する夫人がちょっと羨ましいのです。

M男ってネタは本来あんまり好きじゃないんだけど、これは別。

っていうか主従もえなんだよね!そう言えば最近吸血姫美夕(知ってる?)にもまた再燃している私なのでした。

女王様っていうよりか、なんだ、共依存的な甘えゆえの傲慢というか、本当は相手がいなくなったら一番辛いのは彼女だっていう、でもプラトニックなの!っていうかんじ。女の憧れですよねえ。



これ、この下にぜひアマゾンの画像つきのリンク?を入れたいんだけど残念ながら方法を知らない私なのでした。

せめてリンクをしておきます。

良かったら読んでね、おすすめですよ!



沈夫人の料理人







↓小説を置いたりしている本館でございます、よかったら!


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