雪月夜
夫に貸していたらカバーがどこかに消えてしまった~。
馳星周「雪月夜」読了です。
相変わらずの絶望と疾走感!
金の亡者たちが儲け話に踊らされて墜ちてゆく、その思惑の交差と化かし合いというある種お決まりの物語ですが、今回は男同士の歪んだ友情みたいなものがテーマだったようで、主人公と幼馴染みの掛け合いが面白かったです。
人はばんばん死にますが、敵対しているのがほぼ日本人のせいか馳さんにしては絶望度はわりと軽め…なのは、幼馴染みのキレ具合を際立たせるためかも。
そしてやっぱり臆病者の健一さんに敵うダークヒーローはないなと思いました。
馳さんの本を読むとしばらく人間不信に陥るよねー!(笑)
| もばいる | 13:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑