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官能小説家、深志美由紀ブログ

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熟女パブのおもひで

さてやっと裁判も終わり、ブログに自由なことが書けるようになったのでちょいちょい長文日記でも書いてゆこうかと思います。



今日は自分の備忘録も兼ねて、熟女パブの話。


私は今の夫と結婚してしばらく、水商売で夫を養っていたのでありますが、最初はキャバクラにつとめておりました。

しかし年齢が30に近づいてきて、さすがにちょっとキツくなってきた。


で、流れ流れてけっきょく熟女パブとゆー場所に落ち着いたんですね。



いやあ。

そんで、これがもうすんごいイイお店だったんですよ。


実は私、それまで熟女パブにあんまり良いイメージがなかった。

昔一度、別のお店に体験入店してみたことがあったんですが、なんかそこはお客さんが乱暴というか、「熟女なんだからやらせてくれんでしょ~」みたいなイメージだったんですよね。


でもそのお店は違った。

まあ値段設定が安いせいもあると思うけど、まずお客さんがみんないい人。態度が良いし紳士である。

というのはお店のお姐さんの教育が良いってことなんですが。


それもそのはずで、その店は、まず熟女度合いが以前体験入店したお店とは全然違うのです。

あんま良くないお店は、やっぱし30代くらいの、「ちょっとキャバきついです」くらいの年齢のおねーちゃんが主流だったのね。見た目も「歳行ったギャル」みたいなん。ということは、お客さんから見ると「レベルの下がったキャバクラ」でしかない。

そうなるとお客さんのキャストへの扱いも安っぽいものになるわけです。「トウが立ったネーチャンで飲みに来てやってんだ」感が出るのよね。


ところがそのお店にはばんばん40代、はては60代くらいまでのおねーさんがわんさといるわけですよ。

喋りもうまい、物腰穏やかな、見るからに「酸いも甘いも噛み分けました」というお姐さんたちが、時には慰め、時には叱りしつつ、暖かく、優しくお客さんを癒してくれる。お値段も安い。

これはもうキャバクラとは一線を画しているわけです。


お店にはボトルの種類があんまりなくて、その代わりお姐さん達は自分の虎の子マイ一升瓶を店に持ち込み、指名のお客さんが来るとそれを一緒に呑む。

時には一日煮込んだ牛筋やらの手料理を持ち込んで、自分のお客さんに振舞う。

もう、お店の中で小さな飲み屋が展開されているようなものです。

で、ここの凄いところは、常連さんは時間内ならお姐さんを連れてちょっと近所の店に飲みに行くのも可能ってところ。

もちろん別の指名が入れば連れ戻されるわけですが、外でカラオケしたり立ち飲みで一杯引っ掛けたりと、お客さんは飽きずに長い時間存分に楽しんでらっしゃいました。

ホステスが上手にお客さんを楽しませて、御しているから、お客さんも礼儀正しくなるわけですねー。



今も同じシステムかは分からないけれども、随分自由で、楽しいお店だったとおもう。

お姐さんたちものびのびしてて、皆いい人ばかりだった。

私が夜勤めに出てる間に夫がおイタをするということがわかったので泣く泣く辞めたのですが、このお店だけは、機会があったらまた働きたいなーと思っています。


なにしろ60代、定年まで働けるんだから凄いことです。



……うーん、働きたくなってきた!

離婚したら絶対戻ろうっと……。



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