走り出し、6月。
普段のブログって感じではないんですがモバイルからだとちょっと長いのでPCから更新、昨日のできごと。
いやあ昨日は大変に楽しい一日でございました。
まず夕方、湘南出身のくせに生まれて初めて乗る江ノ電にゆらゆら揺られて、睦月影郎先生のお宅兼喫茶店の「睦月堂」へ。
本当は女優のやまおきあやさんと伺うはずだったのですが、やまおきさん急遽撮影で来られないということで一人でお邪魔いたしました。
正直ちょっと緊張していたのですが、睦月先生の柔らかな話術ですっかりくつろいで楽しませていただいてしまって……。
いやあ、良い話いっぱい聞いた!!!
まずは睦月堂で珈琲をいただき、なんと書斎(広くてきれい!)も拝見させていただいて、そのあと美味しいお料理とお酒をご馳走になりながら、官能と作家の心得をみっしりと伺ってしまいました。ぜ、贅沢……なんて贅沢な。
本当だったら官能講座として授業料をお支払いしなければいけないようなお話を、どんどん聞いてしまいましたぜ。ずうずうしくてすみません……本当に勉強になったです。
伺った話は勿体無くてあんまり書きたくないけど(笑)、そのなかでも特に身に沁みたのが「本が一冊できている頃には、次の一本が書きあがっていなければだめだ」というお話。
「仕事が来てから書く」なんてぇおこがましいことをしていてはダメなのだと。
プロット読んでもらってから~なんて言ってないで、ムダになってもいいから一冊ぶん書きなさいと。
一本書きあげたら必ず誰かが読んでくれるから、とにかく書きなさい。そのあといくらでも直せば良いんだから。ということでした。
これは目からウロコだった!
そ、そうか、仕事がないから書けない~、なんて言っていてはダメなのか!!!
(もちろん私はド新人なので、次の仕事なんかないのです、笑)
睦月先生はたぶん、いま、日本一小説を書いてらっしゃる作家さんだと思います。
なんと去年は一年で30冊以上のご著書を出版されたそうです(!!)。
本当に書くことがお好きなのだなあ。
とにかく私は、一行でもいいから毎日、毎日書かなければいけないと思いました。
まだ生活が作家でないので、つい、ふつーに仕事して、ふつーに家事して、一日を終えてしまうんですよね。
これではいかん。
まず気持ちから作家、物書きにならなくてはいけないなあとしみじみ実感いたしました。
睦月先生、ほんとうにどうもありがとうございました。
で、睦月先生とお別れして、まだちょっと時間が早くてぎりぎり間に合いそうだったので、一度お断りした会合に急遽参加させていただくべく湘南新宿ラインで渋谷へ(早い!30分とかで着いちゃう!)。
これが凄い話で、一昨日、ツイッターで無双舎さんの新刊「報道と隠蔽 」のオススメを呟きましたらばなんとその日のうちにご著者の今井照容さんからリプライとダイレクトメールをいただいて、「明日、松村さん(無双舎の社長)と飲むので一緒に来ませんか」とお誘いをいただいたという。
ツイッターすげー!
インターネットこえーーー!!!
残念ながら先約がありまして、と一度はお断りしたのですが、前述の通り終電までちょっとでも合流できそうだったので、お邪魔させていただいてしまいました。
こういうご縁を一度逃すと、次はないかもしれないですもんねっ。
私が到着した頃にはみなさん結構な煮え具合でいらしたようですが(笑)、なんとも熱く、真摯でパッションなお話を伺わせていただきました。
私にはちょっと分からないような難しいお話も多かったのですが、とっても楽しかった。
もちろん、官能のお話もいたしました。
なんと恐れ多くも「花鳥籠」を読んでいただいたらしく、「ある道の熟練」ならではのご意見やアドバイス、物語としてのポイントなどこれまた贅沢に伺うことができました。
あとはねー、たぶん、書いちゃいけないのかもしれない!(笑)
裏路地からひっそりと世の常識の転覆を狙うおじさま(失礼)たちのお話は格別に刺激的でございました。
「報道と隠蔽」、原発とマスコミの問題に鋭く切り込んだ一冊のようです。
わたしもじっくり読んで勉強します。みなさまも、ぜひ。
http://musosha.hondana.jp/book/b88795.html
そんなわけでなんだか凄く刺激的に始まった6月です。
とにかく毎日、毎日書くぞ!!!
私はほんとうに「作家」に、なりたい。
頑張ります。
| ブログ | 08:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑