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官能小説家、深志美由紀ブログ

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男の美学

うらやましいことに、男性の魅力は顔じゃなくて内面だと思う。



とか言うとまるで処女がうわっつらのきれいごとを言っているようだけれども、ちょっと違う。

もう、ものすごく、ヤラしい女のエゴとして、言わせていただく。

男は顔じゃない、内面だ!


何度か言ったことあるかもしれないけど、やっぱ、男性は才能と感性と思想だと思うんですよ。

才能っつっても何でもいいのよ。そんな、芸術的才能に限ったことじゃなくて、接客の才能でも営業の才能でもいいし、美容師さんとか、なんでもいいの。つまり仕事というか、でも仕事じゃなくて、釣りとかサーフィンとか写真とかそういうのでもいいんだけど。

揺るがない自分の領域というか、そういうのね。

「男には~自分の~せかーいがーある~」(ルパン)みたいな。

一つのことにひたむきな男性はかっこいい。

女のことなんか忘れちゃってるくらいの時間がないと。

女は、結局自分のことを見てない男を追いかけるもんですし。



あと思想。

これはもう、私に理解できるとかできないとか、共感できるとかできないとか、そういうことはどうでもいいのだ。

概ね、強い輝きを放っている人は偏った思想を持っている。

右とか左とかそーゆー問題ではないよ。まあそういう問題でもいいんだけど、もっと、現実的でない抽象的な話だったり、大人は汚いぜみたいなことだったり、逆に汚れてナンボだったり、なんでもいい。

とにかく自分の頭で考えて、思考の渦で溺れちゃうような、出口のない思想に行き詰ってしまうような、または突き抜けて神の目を持ってしまうような、ゆくすえはさまざまだけどそういう、「考える」人がいい。


まあぶっちゃけいうと私も結構頑固で偏った思想の持ち主なので、ガチでディスカッションすると絶対喧嘩をすると思うので好きな男性の思想は遠くから眺めて目を細めるだけにしているんだけど。

心酔はしないよ、危ないからね。

でも多くの女の子は、強い思想を持つ男性に惹かれて心酔し、同一化する。

それが恋なのだもの。



実を言うと男は顔じゃないというのはちょっと間違いで、これ、この条件を満たした男性は自然と凛とした味のある顔つきになり、もともとの造形を飛び越えてかっこいい顔になるのよね。

男は内面が顔に表れる、というのが正しいのかもしれない。


さらにそのかっこよさが表面上には現れていなくても、この事実を知るにつけ勝手に補正が入ってかっこよく見えてきちゃったりもするから困り者。

女の目にはフィルターがかかっている。

へんな新興宗教の教祖さまがデブハゲのぶっさいくでもやりたい放題だったりするのもこういう理由です(笑)。

女は、男の内面が好きなのだ。そして恋は、宗教だ。





こう考えると男の人ってほんとうに羨ましいなあ、と思う。

女はやっぱりそうはいかない。

美しい、ということはイコール強いということで、女に生まれたからにはその評価と一生付き合っていかなければいけない。

対男の話じゃないよ。

対女の評価でもおんなじ。女も、やはり美しい女が好きだ。

ついでに言うと、男に媚びない美しさだともっと良い。

美しく男に媚びる女は男に外見だけ愛されるけど、美しく男に媚びない女は女に内面から愛される。女の愛は信仰だから、自分を保っている間はずっと愛してもらえるのです。

男の愛は流動的なものだから、アテになんない。

例えば人気商売やるんなら、女も女に信仰されることを考えないと生き残るのは難しい。


で、女が信仰されるには、内面もさることながら、やっぱり外見は重要なんですよね。

女が憧れる才能やらナンやらの終着点は、やはり、美だから。

ああ女って辛いよな……。

もの凄く美人である必要はないんだけど、美をまったく無視してやりたいことだけ頑張ると、どんなに成功しても若干の嘲笑を受けたりするんである。つらい。



幸い、小説家というのはわりかしこのセオリーから排除されるのでありがたいんだけど、でもやっぱり、美しいに越したことはないんだろうなあとは予想が……うう、胃が痛い。

不美人ですみません……。

せめて世間様の目に触れる時にはそれなりに、身だしなみくらいはきちんとしようと思います……。


まあ、女の容姿ほどアテにならないものもなくて、よほどの人でないかぎり、きれいな服着て髪を整えて、濃い目にきっちり化粧をすればダレでもそれなりには見えるものなのですが。

この努力を怠ると男にも女にも指をさされて笑われるんだもの、やってらんねーぜちきしょうっ。




最後は愚痴になってしまったわ。

最終的に、女の愛は信仰だということに落ち着くのか知らん。

男性諸氏は髭を永久脱毛なんかしている暇があったら、趣味か仕事に打ち込んだ方がモテますよ。ってことだな。


あ、ちなみにお金は、この条件を満たす男にはわりと自然についてきますが、最悪なくても大丈夫です。

この「自然についてくる」というのは多くの場合女の信仰がもたらすものだったりするし。

まあ、金稼ぎが自分の世界って男性もそれはそれでかっこいいけどね!ホリエモンだってひなのちゃんと付き合っちゃうんだよ、すげーよ。

(この場合女性は金目当てというわけでなく、金を稼ぐ男の才能を信仰しているのさ)





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